GARMIN ASTROをなぜ使用してはいけないのか

近々の世界的な半導体不足によって、日本国内で唯一使用することができるフルノのドッグナビが生産終了の予定となってしましました。

同じような製品は・・・ということで探すとガーミンのアストロというGPSドッグマーカーがありますが、この製品、日本国内では正規販売されておらず、並行輸入品が販売されていたりします。

日本国内で無線機器を使用する場合、一般的には技適を受けて使用することとなりますが、ガーミンのアストロはどうやっても技適を受けることができないと思われます。

それはなぜか？ということですが、アストロが使用する周波数が問題になります。アストロが使用する周波数は150MHz～160MHzになりますが、この周波数は日本では官公庁や電力・ガス・鉄道などが使用する業務無線に割り当てられています。

当然のことながらその周波数で使用すると業務無線に干渉してしまうことになります。

で、フルノのドッグナビはどうかというと、同じ150MHz帯に近接した周波数の142.94MHz～142.98MHzの5チャンネル（ARIB STD-99）を使用していますが、この周波数は動物検知通報システム用特定小電力無線局として割り当てられているため技適も受けることができ、適法に使用することができる訳です。

もし仮に、アストロの使用する周波数が142.94MHz～142.98MHz（ARIB STD-99）であればさして大きな問題にならず、使用したとしても違法無線を使用したとして電波法違反で摘発されるようなことはなかったんじゃないかな？

まあ簡単に言うとそれ用に割り当てられていない周波数を使用する無線機器を使用するとすぐにバレて捕まるよ！ということです。

総務省もDEURAS（不法電波監視システム）で常に監視していますしね。

オフバンド　ダメ　ゼッタイ