くくりわな(押しばね跳上げ式踏板)の作成

2020/12/17

DoItYourself Hunting TrapHunting

t f B! P L

自分で作成したくくりわなが上手く作動して獲物を捕獲できたので、その作成方法を書いてみることにします。



1猟期使用してみて、改良してみました。


必要な部材はこの写真のとおりです。(他にワイヤーも必要ですが)

・4mmメッキワイヤー6x24 PP芯 2m x2
・ステンレス押しばね 12mm径 線径1.5mm 全長1,300mm 圧縮長350mm x1
・塩ビパイプ 口径20mm 300mm と メクラキャップ x1
・塩ビパイプ 口径13mm 100mm と メクラキャップ x1
・くくり金具 4mm用 x1 (使わない場合はワイヤーでループを作る)
・ワイヤー止め 4mm用 x1
・よりもどし 13mm x1
・ワイヤースリーブ ダブル 4mm用 x4
・ワイヤースリーブ シングル 4mm用 x1 (締め付け防止ストッパーでも可)
・シャックル 6mm x1

あと、アームスエジャー(ワイヤーカッター&カシメ)、メクラキャップに5mmの穴を空けるドリル、塩ビ管用接着剤が必要です。



あとは部材をこんな形に通してカシメれば完成です。



次に踏板ですが、こんな感じの部材からできてます。
ホームセンターで売ってる2mm厚のアルミの平棒とL字アングルで作成しました。
ネジはワイヤーの引っかかりを極力なくすために超低頭ネジを使いましたが手に入らなければトラスネジでも大丈夫だと思います。



組むとこんな感じになります。
なんか上の部材より華奢じゃないかと思うかもしれませんが、跳ね上げ部分だけ1mm厚のアルミ平棒で作ったバージョンです。
加工も楽ですしこれでも十分な強度なので・・・



跳ね上げ部分ですが、こうやって角にだけワイヤーの引っかかる窪みを掘っておきます。
電動ドリルに回転砥石を付けてゴリゴリ削りました。
勢い余って手を削らないように注意してください。(自分は何回か指を削ってしまいました。)
なお、市販品は半円形なので全周に溝が掘ってありますが、角ばってる場合は全周に掘っても意味がないのでワイヤーの当たる角だけで充分です。
全周に溝掘るの大変ですしね・・・



出来上がったくくりわなをセットしてみました。
ワイヤーもしっかり止まってて問題ありません。



作動させてみましたが、ちゃんといい高さで括ってくれますね。



部材の切り出しですが、自分は丸ノコで切り出しました。
アルミなんで金属用でなくても木工用チップソーで充分切れます。



踏板の丸い板はこんな巨大なホールソーでコンパネから切り出してます。
このときは8mm厚のものを使いましたが市販品でもっと薄い板を使っているものもあるので、4mm厚でも問題ないと思います。



踏板の外筒は余っていた木材でこんな感じの治具を作って丸ノコで切り出しました。
手で切る場合はパイプソーでえっちらおっちら切ってください。



なお、丸ノコで塩ビ管を切断すると切子が飛び散って全身塩ビの粉末まみれになりますのでご注意を・・・

とまあこんな感じで参考になるようなならないような記事になりましたが・・・
見ただけでわかんないって人は市販のくくりわなを一つ買って研究してみてください。(セットでも5,000~7,000円、ワイヤーだけなら2,000円前後で買えるので・・・)

あと、踏板はすごく安く買えるものがあるので、コスト的には作るより買ったほうがいいような気がしますね・・・
ワイヤーは獲物が掛かったらダメになってしまうことが割とある(イノシシが掛かるとほぼ100%壊れる)ので自作できたほうがいいと思います。
工具もアームスエジャーだけあればいいですしね。

わな用の部材ですが、ホームセンターで手に入りづらいものはここで仕入れています。

ちなみに、このリンクは広告ではないので踏んでも私には一銭も入りません・・・

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