ボトル缶でアルコールストーブを自作する

2020/07/11

DoItYourself Outdoor

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アルミのボトル缶でアルコールストーブを作ってみました。
いろいろな方がいろいろな形で作っていると思いますが、これはあまり微妙な調整がいらず失敗しづらい作り方だと思います。
あと缶の底と底を向かい合わせた構造なので、丈夫で壊れにくいのが特徴です。
火力が犠牲になりますが、燃焼が安定すればゴトクなしで直接ナベを置くこともできます。
市販品ではたぶんトランギアとかエバニューのアルコールストーブと構造は似ていると思います。


材料は、今回はレッドブルのボトル缶にしました。普通のプルトップ缶でも作れますが、ボトル缶のほうが板厚があって丈夫なのでボトル缶のほうがおすすめです。
なお、底の部分で巻締めしてあるタイプの缶はバーナー部が作りづらいので写真のようなボトルのほうがいいと思います。
なお、底の部分が2つ必要なので同じ缶が2個必要です。


部材を切り出していくんですが、こういうふうに板の上にカッターの刃を置いて切り出すと高さを揃えて切り出すことができます。

ボトル缶の底の部分を2つ同じ大きさで切り出します。
ある程度筋を付けたら押さえるだけで切れてきますので切れるまで切り目をいれなくても大丈夫です。
底の部分は、野路板を2枚重ねたので、24mmぐらいで切り出しました。

この底の部分はひとつはそのままバーナーの底になります。
底になるほうが内側になりますので、はめ込みやすいよう花状に曲げを入れておきます。
これを入れておかないと絶対にはまらないと思いますので忘れずに。

もう一個切り出した底の部分はひっくり返してバーナー部になります。
まず真ん中に呼び燃焼用の穴を開けます。
穴の大きさは呼び燃焼にかかる時間と燃料消費に影響します。穴が大きいほど呼び燃焼の時間は短くなりますが、燃料消費が増えます。(呼び燃焼穴からの火力が強くなる)だいたい25mm~35mmぐらいでいいかと思います。
穴あけは、楽なのでホールソーを使って開けましたが、ない場合はドリルで小さめに穴を開けてからヤスリで仕上げてください。
なお、別に穴がギザギザでも燃焼に影響はありません。
次に、バーナー穴を開けます。等間隔に10~15個程度0.5~1.5mmの穴を開けるといいと思います。
今回は1.5mmで13個開けています。

真ん中に入れる部分は底の高さに斜めの部分の高さ(5mmぐらい)をプラスして30mmで切り出します。
野路板を3枚重ねて切り出したので、36mmぐらいで切り出されてきたので、切り開いた後に30mmになるように再度切りました。
真ん中の部分の直径は、底のいちばん凹んでいる部分と同じ大きさにします。
上下に切れ込みを入れて接合します。
あと、下側になる部分に燃料を吸い込むための高さ3mm程度の三角形の切れ込みを2箇所入れておきます。


組み立てですが、下側の底に、真ん中の部分を入れて、バーナー部をかぶせます。
バーナー部の内側に下側を押し込むのですが、このときかなり嵌めづらいのですが、缶の側面を凹まさないよう気をつけながら嵌めてください。
少々の凹みは影響ありませんが、凹んでいないほうが見た目がいいですしね。

うまく嵌ったら、内側の部分が上下の底につかえるまで木づちなどで優しく叩き込んだら完成です。
たぶん、上側の缶がちょうど下側の缶の斜めになる手前ぐらいまで来ているかと思います。

完成したら燃料を20ccぐらい入れて燃焼テストしてみましょう。
1~2分ぐらいでこんな感じに燃焼してくれれば成功です。本燃焼に入るのが遅い場合は呼び燃焼穴をもう少し大きくするといいと思います。


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